【書評】知識を操る超読書術 by メンタリストDaiGo – 準備・読み方・アウトプットの実践的なテクニックが学べる本

こんにちは。すぐっち(@sugucchi)です。

メンタリストDaiGoさんの読書術の本を読んだので、ご紹介。
新型コロナウイルスの影響で、おうち時間が増えているなか、読書習慣をつけたいという人が多いと思います。
ぼくも、本が好きな割にあまり読めていないんですよね・・・。

本を読むにあたって、こんな悩みが多いのではないでしょうか。

  • 難しい本でも最後まで読み通せるようになりたい
  • 本の一番大事な部分はどこなのかを見つけ出したい
  • 内容がアウトプットできるようになりたい

この本は、効果的な読書の仕方、簡単にアウトプットができるようになるコツがまとめてあります。

読書のための、準備・読み方・アウトプットについて順を追って書かれているので、とても読みやすいです。

いろんなテクニックが紹介されているんですが、個人的に「アハ!」と感じたものをお知らせしていきます。

目次

必要な情報を選びとるための「質問」

まず前提として語られているのは、著者は本を通読していないということ。
著者は1日10~20冊読むけれど、すべて熟読しないそうです。
200ページの本を一日10冊読むとして、2000ページ。
どれだけ速読できても、読書だけで1日終わってしまいますよね。

著者の読書戦略として、限られた時間で最高の成果を得るために、必要な情報だけを選び取って熟読しています

じゃあ、どこが必要な情報なのか?
それは読む人によっても変わってくるわけです。
その取捨選択のために、「この本を読む目的を明らかにする」のが必要です。

それが、質問を作るというアプローチです。
これは、読書をする前に行なう準備の儀式で、別記事で紹介しています。

読書の理解力を上げる、効果的な質問の作り方とは?『知識を操る超読書術 by メンタリストDaiGo』

2020/04/15

そして、真似したいなと思ったテクニックは、これらの質問を付箋やカードに書いて、読んでいる本に挟んでおくこと。

これをすることで、なぜこの本を読んでいるのか分からなくなっても、意識を戻してあげることができます。

章ごとに「要するに」でまとめていく

読書中のテクニックとして、「要するに読み」が紹介されています。

自分が読んだ章を、『この本は、要するにこういうことが書いてあった。じゃあ、自分は次からこうしてみよう』とざっくり要約していくアプローチです。

その時に大事なのは、書いてあることを自分の言葉に置き換えることと、自分の考えや感情をそこに付け加えること

自分の言葉に直してまとめていくことで、本の内容が頭に入りやすくなり、本の全体像が掴めてきます。
また、感情を込めることで、自分の興味が明確になり、読む場所のメリハリがついてくる。そうすると、目的が明確化されてくるわけですね。

そういえば、小学校のころ、先生が新しいことを教えてくれた後に、ぼくが手をあげて『それってこういうことだよね?』って勝手にまとめてたなあ。

その時も、自分で理解度を高めていたんだな。

テクニカルターム(専門用語)を大切に扱う

アウトプットに関してのテクニックとして、これは必ず身に付けたいと感じた。

今までぼくは、テクニカルターム(専門用語)が出てきても、他人に話す時にはそれを使おうとしなかった。
平易な言葉に置き換えて分かりやすくなるように話していたのだけど、著者は専門用語を大事にすると言う。

それは、アウトプットの時に相手の心に残りやすくするテクニックなのだ。

この本にも書いてある例えだが、心理学の話を相手に披露するとしよう。

「人間には、『シャーデンフロイデ』と言う感情があるんだけど、知ってる?」
「かいつまんで言うと、人間には誰しも『人の不幸は蜜の味』と感じる心があるんだよ。」

こんな風に、知らない言葉で相手の関心を掴むわけだ。
そして、その後に分かりやすい説明をすることで、「なるほどな」と思わせられる。
おまけに、頭いいな、とも思ってもらえるだろう。

新しい言葉もしっかり覚えて大事にしていきたいと思う。

説得力が上がるSPICEの公式

こちらもアウトプットのテクニック。
説明能力を上げるために、以下のポイントを押さえてアウトプットしようというもの。
すでに心がけていることだけど、公式が分かりやすいので覚えておきたいと思う。

説得力が上がる、SPICEの公式

  • Simplify(単純に)
  • Perceived self-interest(相手の利益になるように)
  • Incongruity(相手に『お?』と思わせ興味を持たせ)
  • Confidence(自信を持って)
  • Empathy(互いが共感しあうように)

要するに、自分中心に話すのではなくて、常に相手のことを考えながら話すことが大事だね。
同じことを話題にする時も、相手によって話し方を変えることも必要だ。

ビジネスパーソンとしては当たり前のことを言っているかもしれない。
でもそれを使いこなせるようにならないといけないよね。

さいごに

DaiGoさんの著書は読みやすく、気軽に実践できるようにテクニックとして落とし込んでいるから、すぐにやってみようという気持ちになる。

特に、「読む場所を選び取る力」を身につけることが最も重要な部分だと感じた。

2020年5月の時点では、まだまだ自宅時間が増えると思う。
効果的に読書をこなして、しっかりアウトプットできるようになろう。

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