立命館アジア太平洋大学(APU)の学長、出口治明さんと一緒にランチする機会に恵まれました。
出口さんの著書を読ませていただいていて気づくのは、その知識・見識の深さです。世界史や日本史の本を執筆されるくらいですから、知識が相当ないと書けないですよね。そして出口さんは相当な読書家で、最も読んでいた時には1週間で8冊くらい、忙しい今でも週3〜4冊くらい読んでいるそうです。
ランチでふと疑問に思ったので、質問してみたんです。
とっても明快な答えが帰ってきたので、シェアさせていただきます・・・!
目次
出口治明さんに教えてもらった「本の選びかた」とは?
1. 新聞の書評欄を読んでみよう
まずは新聞の書評欄だよ。新聞に掲載される書評を読んだことはあるかな?そこにある書評は、書評者の本名が掲載されているんだ。ということは、書評をする方も下手なことは書けないよね。しっかりとした内容を書かなければいけないから、信頼できるソースなんだよ。
早速、図書館で新聞を調べてみました。日経新聞は定期的に書評が掲載されているようです。
確かに、書評を書いた人の名前が載っています・・・!確かに文章もしっかりしていて、読みどころがしっかり提示されています。名前が掲載されているだけで、信頼度が増しますね。しかも、色々なジャンルの本が紹介されているので、自分では選ばないだろう本に出会うことができます。
ぼくはAmazonで本を買う時が多いので、そこの書評を読むことがあるけど、あれは「匿名の書評」ですから、あまり当てにならないんですよね・・・。
日経新聞の文化面は読み飛ばしていたけど、しっかりチェックしよう!
2. 本屋さんで出会った本は、『最初の10ページ』を立ち読みしよう
もう一つはね、本屋さんを歩いて気になる本に出会うでしょ。そしたら、最初の10ページを立ち読みするの。「目次」や「はじめに」は除いて、本文の最初の10ページね。その10ページが面白かったら、買って読めばいいんだよ。
本を書く人は、必ず最初の10ページに力を入れるの。そこに、一番言いたいことを持ってくるんだよ。最後まで読んでもらいたいから、最初に言いたいことを披露するんだ。
うーん、確かに。ぼくはタイトルに釣られて、そこから目次くらいまで読んで買うことが多いですけど、著者が最も言いたいことは、その直後に控えているんですね。ご自身がベストセラー著者であるからこその視点だな・・・。
これから紀伊国屋を散歩するときには、最初の10ページを意識して読んでみることにしよう!
まとめ
出口さんを独占できた1時間で、大好きな読書の話ができてよかった!
出口さんのすごいところは、話が単純明快で、すぐに答えが帰ってくること。途中で挟むたとえ話もすごくユーモアに富んでいて、話をしていて楽しい。
そして、何よりも『もっと本を読みたい!』と思えたこと。読書で知識を深めて、出口さんのように教養ある人になりたいと感じた。
今日の出会いに感謝!