先週末、数年ぶりに茨城県つくばを訪れました。20代前半に2年だけつくばに住んでいたことがあります。転職で英会話スクールに勤めていました。
『2018年は区切りの年』と決めたときに、40歳の誕生日を前に、自分のルーツである場所に訪れようと思ったんです。
それが実現できて、すごく満ち足りた気分になりました。
ヒヨッコだった自分を暖かく迎え入れてくれた場所
思い返せば、新卒で入った会社が吸収合併されたことで、2年ちょっとで退職したんです。それから約1年、アルバイトをしながら食いつないでいるときに、その英会話スクールの社長との出会いがあったんです。
ひょんなことから僕のことを見つけてくれて、大阪に会いに来てくれました。初めて会ったときに、まるで母親のように接してくれたんです。
その後、社長から誘われて、関西からつくばに移住することになりました。大阪から夜行バスに乗って、つくばバスターミナルの駅に着いたときに、社長が迎えに来てくれたことを昨日のように覚えています。
どこの馬の骨ともわからないぼくを、拾ってくれた社長には言い尽くせないほどの感謝があります。大学時代に留学していた関係で、得意な英語を生かして外国人に囲まれて仕事をすることができたのも、いい思い出。また、本当の意味で仕事とはなんぞや、を教えてくれた貴重な時間でした。
今回、数年ぶりに社長に会うことができたけど、遠くに住んでいる家族のような存在です。
その当時のことを笑ったり、それから今までのことを語ったり、これからのことを想像しあったり。居心地の良い時間を過ごすことができました。
ルーツを大切に。
人はだれでも、自分のルーツを持っていると思うけど、節目の時や自分に変化が起きたときに、訪れてみればいいと思う。自分の心の中で、一本の道がつながっているような気にさせてくれるから。その道を思い返すことで、自分の心がじわっと暖かくなっていく。このルーツがあったから、今の自分があるんだなぁと思える。
今回はそんな感じの、ちょっとノスタルジックな旅だった。
その後は東京に行ったんだけど、その話はまた今度にしよう。