言葉は心を越えない とても伝えたがるけど 心に勝てない (CHAGE and ASKA SAY YESより)
台風が近づいていた10月末の土曜日に、友人のブロガー琴市しづかさんが来阪されるということで、何人かをお誘いして「しづかさんを囲む会」を開催した。
お店についてはこちら。しづかさんが、美味しそうにまとめてくれて嬉しい!
目次
いつか、心が言葉を越えるように – しづかさんを囲む会(大阪)で感じたこと
ブロガー同士で話していて、ふと降りてきた言葉
さて、今回集まったのは、全員がブロガーである。当然の流れとして、話はブログの話に。
ブログへの向き合いかたも様々で、途切れずにコツコツと書いている人、中断してたけどまた書きはじめた人、ちょっとこのところお休みしている人、いろいろだ。
ぼくも、『なんとなくこのままツラツラと書きたいことだけ書いていたらいいのか?』と迷っていた時期だった。
そんなメンバーが美味しい料理を囲みながら話を続けるなか、ぼくの中にある言葉が降りてきた。
みんな、心の中を言語化することを絶対にあきらめない人達だ、と。
しづかさんへの質問
しづかさんに、ふと聞いてみた。
『思ったとおりの言葉を探すのに、面倒だと思うことはないですか?』
答えはシンプルだった。
『それが楽しい』
迷いなく言い切っていた。
彼女のブログを読んでいると、文章にグイグイと惹きつけられる。
ぼくの頭の中に、しづかさんの見ている風景がハッキリと入ってくるような感覚になることがよくある。
それだけ、文章に広がりがあり、ぼくの心の琴線をくすぐるエッセンスがあるんだろう。
こういう文章が書けるのは、しづかさんが心を言葉に置き換えることに、真摯に向き合っているからだと気づいた。
いつか、心が言葉を越えるように
冒頭のチャゲアスの歌詞のように、心で感じていることを、完璧に言葉にすることは至難の業だ。
感動した本、美味しさに震えた料理、人から言われて感極まった言葉、手に汗を握る高校野球の試合…。
心が動くときはたくさんあって、それをブログで表現したくて書いているけれど、とても100%伝え切れている自信がない。
でも、書き続けていれば、心が言葉を越える瞬間が来るかもしれない。
たくさんの人に読んでもらえる記事が書けるかもしれない。
いや、読んでくれる人は少なくても、その中の何人かに、ぼくの伝えたいことが100%で届くかもしれない。
そうやって、あがいてもがいて、心が言葉を越える時が来るといい。
ぼくには、伝えたいことがあるんだから。
さいごに
こんな感じで、しづかさんを囲む会は幕を閉じた。
ぼくのように気づきを得た人もいれば、中断していたブログを次の日から再開した人もいる。ブロガー同士の化学反応が起こって嬉しい。
これからも、コツコツ言葉を紡いでいこうと心を新たにした台風の夜だった。