松江出張の夜に見つけたお店をレポートしておこう。今回のお店選びは少しイレギュラーだったのだ。
通常は、地元の方に教えてもらったお店か、食べログなどで探してめぼしいお店に行くようにしている。でも、今回は探すヒマがなかったのである。
こちらのお店は、全く予備知識なくフラッと立ち寄ったお店なのだ。
嗅覚が良かったのか、なかなか素晴らしいお店に出会えた。日本海の海の幸が楽しめる、海鮮小屋「麦穂」だ。
実は、島根県はサバで有名。日本一サバの消費量が多い県なんだとか。そんな地元のお店で食べたサバ料理を中心に紹介しよう!
目次
漁師小屋 麦穂(島根県松江市) – 日本海の海の幸を堪能!サバの塩タタキとしゃぶしゃぶが最高だった!!
麦穂は、大橋川の南側、JR松江駅から西に徒歩10分で到着する。ポートピア松江の北の路地にぽつんとあるのだ。
▲この写真では見えないが、入口が二つある。結構大きな店構え。
予約していなかったが、運良く空いていた。
写真を撮り忘れたが、店内は明るくカウンターと個室がある。今回は個室に通してもらった。
▲メニューに目を通す。
ここのお店は、日本海の海鮮ものを食べさせてくれるお店のようだ。
店員さんに聞いても、出してくれる魚は全てこのあたりで獲れたものだとか。
島根の漁師料理 サバのしゃぶしゃぶが美味い!
▲すぐに目をひいたのは、漁師のさばしゃぶだ。さばは味噌煮や塩焼きなど、手を加えて食べるのが普通だけど、しゃぶしゃぶで食べられるという。
時価となっているが、高くても1,200円ならそんなに高くない。
その昔、島根半島の漁師たちは、冬場の波止場で火をおこし醤油、酒、玉ねぎのぶつ切りをぶち込んだ鍋を囲み取れたての鯖を皮付きのまま薄切りにしてしゃぶしゃぶしながら、酒を酌み交わし、談笑していたとのこと。その鯖料理をそのままメニューにしたシンプルで美味しい漁師小屋「麦穂」だけのお勧め漁師料理です。(メニューより)
これは食べてみねばなるまい…!!
▲とりあえず1人前を注文。他にも食べたいものあるしね。
醤油ベースの真っ黒なだしが出てきた。昆布出汁で火を通し、ポン酢で食べるとばかり思っていたら、いい意味で予想外だった。
▲グツグツ煮立った鍋に、さばをしゃぶしゃぶ…!
10秒くらいでいいらしい。
▲少し白っぽくなればオーケー。白髪ねぎといっしょに食べてみよう。
ほんのりと甘辛い醤油の風味が、さばを覆って美味しい!さばは生に近いとクセがあるから、濃い味付けのほうが良いのだろう。
島根の郷土料理の一つを食べられて嬉しい。
さばの塩たたきが食べられるのは、身が新鮮だからこそ
▲もう一つそそられたのは、さばの塩タタキだ。
カツオなら何度か食べているが、さばのタタキは初めて聞いた。
タタキにするには、新鮮さが必要だから、きっと獲りたてなんだろう。
ネギまみれになっていて、ネギ好きなぼくにとってはビジュアルが最高!
▲食べてみよう!
皮は炙ってあって香ばしい香りが良い感じ。ニンニクスライスとわさびを乗せていただきます!
ステーキでいえばレアのようだった。塩加減も良く、カツオのタタキに似ている味。
くさみもなくて美味しかった。
新鮮な海の幸が次々と
▲お刺身もいただいた。こちらは小屋盛りというもっともボリュームが少ないもの。
にも関わらず、5種類くらい盛ってあった。全て近郊で獲れたお魚だとか。
いか、たこなど文句なしに美味しい。
▲好きだったのはこれ!
鶏の白きも炙りという。鶏のレバ刺しが食べられなくなってから久しいが、これはレバーを炙って加熱処理をしているから安心。
味付けはもちろん、ごま油と塩のみで食べる。お酒のつまみには最高だ。
▲カサゴの唐揚げ。一匹丸ごと揚げてあって、頭からかぶりつくことができる。
大口を開けて、思い切ってかじると、バリッ、サクッと小気味良い音がして香ばしい風味が口の中に広がる。揚げ方も上手だね。
島根の地酒も品揃え多し!
▲島根は日本酒が有名だ。このお店でも結構な種類を扱っている。飲まないわけにはいかないよね・・・。
超辛口のお酒を注文することに。
▲やまたのおろち。
初めて聞く銘柄だ。きっちりと冷やしてあった。なみなみと注いでくれるのが嬉しい。
▲ぼくは日本酒がそこまで得意じゃないけど、辛口ならグイグイいける。
このお酒は好みに合ってたなあ。
さいごに
思いがけず見つけたお店で、島根の美味しいお魚を食べられて大満足だった。
たまには、フラッと立ち寄るお店があってもいい。それもまたご縁だから。また行ってみたいお店です!