司馬遼太郎記念館に訪問した時の続編です。
司馬遼太郎記念館の中では、書籍販売コーナーがあります。全ての書籍が買えるようになってるんですね。
コーナーの片隅に、記念館での売上ベスト10が発表されていたのでご紹介。写真撮影は禁止なので、全部メモらせてもらいました。
意外なランキングで、新たな発見がありました!
目次
司馬遼太郎記念館 売上ベスト10【小説編】 – 意外なランキングに驚き。記念館を訪れた人たちはどんな本を買うのか?
実は、意外なランキングになってるんです。でもこれは来場者の購買意欲を正しく表していると思います。
なぜなら、司馬遼太郎記念館に来る人は、ある程度司馬作品を読んでいます。
そこで、未だ知らない作品(あまり有名ではないもの)に興味を抱いて購入するんでしょう。
司馬遼太郎の有名作品を一通り読んだ人にはオススメのランキングです!
1位 空海の風景
▲コアな司馬遼太郎ファンが好んで読むという作品。これを読むと、なぜ空海がこれだけの影響力を持つようになったのかが理解できるそう。
ぼくも昔チャレンジしてみましたが、仏教用語の説明が長すぎたりして断念しちゃった。また読みたい一作。
2位 戦国の女たち
▲この本は全く聞いたことがなかった。
豊臣秀吉の妻・北ノ政所、細川忠興の妻・伽羅奢(ガラシャ)など、有名無名六人の女性にまつわる短篇集。
読んでみるリストに入れておこう。
3位 花妖譚
▲これも初めて聞く作品だった。
司馬遼太郎と名乗る前の、本名である福田定一として世に出したもので、花にまつわる10の短編集。
4位 梟の城
▲これは有名ですね。
過去に映画化もされた、忍者小説。司馬作品の初期は好んで忍者ものを書かれているそうです。
5位 坂の上の雲
▲これは必死になって読了した。
明治以降の司馬作品は、軍艦や飛行機などのスペックの描写なんかが詳細すぎて、その説明がめちゃくちゃ長いんです。物語がなかなか進まなくて、耐え忍びながら読んでました。
6位 殉死
▲こちらも有名な作品。陸軍大将の乃木希典の生涯を描いたもの。
7位 新選組血風録
▲新選組を題材にした長編小説は『燃えよ剣』。史実に近い内容です。
新選組血風録には、架空の人物が出てきたりします。なので物語寄りで楽しめる短編集です。
8位 人斬り以蔵
▲こちらも短編集。
時代の変革期に光を放った男たちにスポットライトをあてています。
幕末の京都で人斬りと恐れられた岡田以蔵、日本陸軍の祖と言われる大村益次郎、大坂の陣で活躍した塙団右衛門などが登場します。
塙団右衛門の、めっちゃ目立ちたがりな性格が憎めなくて好きです。
9位 燃えよ剣
▲これは大学時代に何度も読みました。
新選組副長、土方歳三の半生を追いつつ、新選組の勃興から消滅までを描いています。
土方歳三が、新選組を完璧な組織として強化していくプロセスが印象に残ってます。局長、近藤勇を表に立てて自らは完全な裏方に徹するあたり、サラリーマンになった今でも参考になる部分もありますね。
10位 一夜官女
▲これも初めて目にした作品。
女性を中心に置いて、男女の出会いと別れを描いた短編集。
まとめ
いかがだったでしょうか?
聞いたことがない作品もいくつかあって、まだまだ司馬遼太郎を楽しめると再確認しました。