銅を鏡にすれば、自分の顔や姿を映して、元気で、明るく、楽しそうかどうかを確認することができる。歴史を鏡にすれば、世の中の興亡盛衰を知ることができる。人を鏡にすれば、その人を手本として、自分の行いを正すことができる。(P.124)
前回紹介した、座右の書『貞観政要』のレビュー続編です。
共感したポイントをもう一つ。リーダーとして持っていなければならない、3つの鏡についてお伝えします!
目次
リーダーなら心に留めておきたい3つの鏡 – 【読書】座右の書『貞観政要』〜中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」〜 その2
銅の鏡 – 周りが自然についてくる「いい表情」をしよう
リーダー自らが、大きな声で明るくあいさつをするだけでチームの活力が湧いてきます。
でも、リーダーの機嫌が悪かったり、うかない顔をしていると、チーム全体の雰囲気が悪くなってしまいますよね。
リーダーの立ち振る舞いがチームに影響及ぼすことは、当たり前のことなんだけど、ぼくはできてないこと多いです。
つい慣れた環境に甘えてしまうんですよね。おかしな表現だけど、演じることも必要だなぁと感じる今日この頃。
今まで出会ってきた尊敬できる上司は、皆にこやかで元気がよくて、明るい表情で仕事をされていました。
だから自分を鏡で見て、どんな顔をしているかチェックしたいと思います!
歴史の鏡 – 過去の事象をよく知って、将来に備えよう
何らかの決断をするときには、過去の事例をケーススタディとして活用することが大事だ、としています。
この辺は、中国の考え方が色濃く出ているような気がします。
リーダーは未来の一手を打つ役割もあります。過去の事例を学ぶことで、未来を想像する力をつけるのです。
自分の職場の歴史だけでなく、自分の業界や世界の事例などから学べる事は多いと思います。
人の鏡 – 耳の痛いことを言ってくれる部下を大事にしよう
リーダーの存在が大きければ大きいほど、周りはイエスマンばかりになってしまいます。チームメンバーは、正しい意見よりもリーダーの受けが良い意見ばかり言うようになります。
リーダーは、気持ちの良い事ばかりを伝えられるので悪い気はしないのですが、本当に正しいことを聞く環境がなくなってしまいます。
リーダーに嫌われても正しいことを言えるメンバーをそばに置いておかないと、チームの成長はありません。
耳が痛いことを言われても、『言ってくれてありがとう』と言える度量をつけたいです。
まとめ
チームをまとめる立場になったなら。
自分の在り方を高めていく必要がありますよね。
3つの鏡の話、これからも肝に銘じて精進したいです!
ブログ、ありがとうございます。嬉しいです。 https://t.co/Z1lFdwB3I1
— 出口治明 (@p_hal) 2017年6月4日