ブロガー仲間の滝川徹さんが、先日デジタル書籍を出版されました!おめでとうございます!
いやー、ほんとにめでたいです!
出版作はこちら。
僭越ですが、レビュー記事書かせていただきます!
目次
【読書】気持ちが楽になる働き方 – ブロガー仲間が生き様を書籍に!
著者 滝川さんとの出会い
滝川さん(ブログではいつでもスタオバさんと名乗っていたので、こう呼ぶのは照れくさい)とは、約1年半前に出会いました。タスク管理のブログを書かれていたので、時間を頂いてプライペートでいろいろ教えてもらったのがきっかけです。
タスク管理というジャンルからスタートして、途中から心の在り方を交え、働くとはどういうことなのかをずっとブログで投げかけてきました。
ぼくにとっての滝川さんは、ブロガーとしてもサラリーマンとしても指標にしたい人。
自分の書きたいことをずっと書き続け、自分が生きたいように周りを変えていく。そんな純粋さに、半分憧れ、半分嫉妬しながら彼の記事を読み、時々会える時には話しを聞いていました。
そんな彼のストーリーが余すことなく語られた処女作、小説のような読みやすさでグイグイと彼の世界に引き込まれていきました。
また、出版途中でいろいろな悩みと向き合っている彼も知っているため(ほんのちょっぴりですが)、余計に感情移入させられました。
彼の生き方には、とんでもない勇気が詰まっている
つくづく、不器用な男だな、と思います。
自分の生き方を貫くがゆえ、上司に諌められるシーンや、同僚からやり方に不満を持たれて悪口を言われてしまうシーンには、胸がギュッと痛みました。
もっと賢くやり過ごす方法があるじゃないか・・・。そこまで徹底的に自分を貫かなくても、適当にごまかしてやればいいじゃないか・・・。
サラリーマンとして過ごしている人であれば、多かれ少なかれそのように感じるのではないでしょうか。
もしも自分の職場に、彼のような後輩がいたら、ぼくはポジティブな評価をするだろうか・・・?正直、ちょっと浮いた存在として扱ってしまうかもしれない。
そんなことを思いながら、息苦しくなりながら、自分や職場に置き換えて読むようになっていました。
でも、不器用な彼だからこそ、愚直に自分の心と向き合い、周りとぶつかり、いろんな助けを借りて、自分の働き方を実現することができたんだと感じます。
ぼくはこの本を読んだとき、映画「マトリックス」のワンシーンを思い出しました。
主人公のネオが、世界の真実を確かめるために、ある薬を飲みます。すると、真実の世界で目が覚めて、作られた世界で夢を見させられていたことに気づくという有名なシーンです。
ネオが真実を知りたいと思って勇気を出したように、滝川さんは会社という組織で生きながら、自分らしく生きることができるという真実を知るための勇気を出したのです。
そして、ゆっくりと着実に、自分らしく生きることを手繰り寄せていくんです。
この本を読むことで、ハタと目を覚ますサラリーマンがたくさん出てくることを期待します。
人生の評価 = 会社での評価ではない!人生で何を大切にするのか、自分に問おう
第3章までは、周りに認めてもらえなくて苦悩する、なんだか辛いストーリーなんです。
それが、第4章で大きく変わるポイントが出てくるのです。
こここそ、他の読者に食い入るように読んでほしい章です。
ブログの記事が人気を集めたことで、会社以外にも自分が活躍できる世界があることを目の当たりにして、活力がみなぎってくる場面です。
『人生の評価 = 会社での評価』ではなく、仕事は人生のただの一部分でしかないこと。
自分らしくイキイキといられる場所が、会社じゃなくても構わない。そこに気づいて自分を癒し、立ち上げていく。
誰にでも、そういう長所や特徴、強みが備わっている。それを探求し続けることが大事なんだ。
同じブロガーとして、とっても共感できる部分でした。
こんな人に読んでもらいたい
彼の本が何を伝えたいのか。以下の一文が、見事に言い表していると思います。
自分が今から通ろうとしている道を既に通過した経験者の言葉は、これからそこを通過しようとする僕達に勇気を与えてくれます。
今所属している組織で、なんとも言えない閉塞感を感じている人。
なんとなく仕事をしているけど、100%イキイキできていない人。
ぜひ、彼の生き様を追体験してほしいと思います!
また、仕事が最優先事項だと思わない若い世代を率いるマネージャーにも読んでほしい。
モーレツ社員なんて、とうの昔に生まれてこなくなったことをわかってほしいから。
そういう世代をどう生かしていくのか、というテーマでも多くの気づきが得られるでしょう。
まとめ
いやぁ、つい熱くなって長文になってしまいました。
滝川さんの人生がこうやって本という形になって、とっても嬉しくなった自分がいます。
またいろいろと、話を聞きたいですね!
本当におめでとうございます!