小学2年生の娘がピアノを習い始めました。学校の授業で鍵盤ハーモニカをやって楽しくなったらしいです。
近所のピアノ教室に体験レッスンに行き、習う事を決め、電子ピアノを買うまで約1週間。
思い立ったら即行動でした。なかなか意思決定が早いです。
わが家では、子どもが『何かをやりたい』と言ってきたとき、『いいね、やってみたら?』と返すことにしています。
目次
『今やりたい!』を叶えると、夢アンテナが研ぎ澄まされる
子どもの思考回路はシンプルです。
楽しそうなこと、おもしろそうなことに対して、直感で『やりたい!』と反応します。
『今やりたい』を行動に移せると、『興味』に変わる。
『興味』を持ったことをちょっとずつでも良いからやってみると、それが自分にとって本物なのかが分かってきます。
そうすると、『興味』が『夢』に変わっていくのではないでしょうか。
最近ベストセラーになっているやり抜く力に『興味』についての章があります。
ところが、実際にインタビューで話を聞いてみると、ほとんどの人は「これだ」と思うものが見つかるまでに何年もかかっており、そのあいだ、さまざまなことに興味をもって挑戦してきたことがわかった。いまは寝ても覚めても、そのことばかり考えてしまうほど夢中になっていることも、最初から「これが自分の天職だ」と悟っていたわけではなかったのだ。 P.142 (やり抜く力 by アンジェラ・ダックワース)
フィギュアスケーターの浅田真央選手は、スケートに打ち込む前に9つの習い事を経験したそうです。
興味を持ったことを、大人が止めなかった。そうしたら自分の打ち込めるものが見つかった。
『今やりたい』を一つずつ消化していくことが、こどもの夢アンテナを研ぎ澄ます方法だと感じています。
『やりたい!』に理由付けは必要ない
この段階で一番やってはいけないことは何でしょう。
それは、なぜやりたいのかを追求することです。
なんでやりたいの?って聞いて、きちんと言語化できる人、どれだけいるでしょうか。
『授業で鍵盤ハーモニカを習ったら良い感じで弾けるようになった。ピアノを習って5年後にはコンクールに出たい!』
そういう理由付けは、ある程度時間が経ってから訪れるものです。
やり抜く力では、夢を発見する方法を次のようにまとめています。
- まずは好き嫌いをはっきりさせて、そこから積み上げる
- とりあえずいいと思ったことをやってみる
- うまくいかなかった場合は、取り消したってかまわない
とりあえずやってみて、興味がある程度持続してから理由付けを掘り下げていくのです。
最初から、『なぜ?』は必要ありません。とにかく小さく始めてみましょう。
まとめ – 直感即行動を意識しよう
この考え方は、大人もこどもも同じだと感じています。
大人のほうが、頭デッカチになっているので、『やりたい!』という直感を行動に移せないかもしれませんね。
子どもの素直さを見習って、直感を磨いていきたいですね。
そうすれば、打ち込めるものが必ず見つかるから。