このところ、なかなか継続的に記事を書けない時期を迎えています。ブログを始めて2年半で250記事を越えましたが、もっとさらっと気軽に書きたいという願望を持ち続けています。
そんな中、先日の広島ぶろがー会でイチさんがつぶやいた一言を思い出しました。
目次
ブログが書けないな、と思った時に何をするか?
イチさんは、日頃の気づきや感じたこと、行動したことをコツコツ書いておられます。尊敬する友人ブロガーの一人です。
そんなイチさんのブログを継続する秘訣は下記の通り。
毎日ちょっとだけでも書くようにしている。書き始めて筆が乗ってこない時はブログにアップせずに終了する。エンジンがかかってきたなと思ったら気がすむまで書き続ける。とにかく毎日書くという行為を継続するのが大事。
ほぼ毎日ブログをアップしているイチさんの言葉は説得力があります。
そして、「毎日書く」という話を何かの本でも読んだことがあるな、と思って本棚をごそごそ探してみると、発見しました。
村上春樹のエッセイに登場するのです。
文章を書くことは肉体労働である
優れたミステリー作家であるレイモンド・チャンドラーは「たとえ何も書くことがなかったとしても、私は一日に何時間かは必ず机の前に座って、一人で意識を集中することにしている」というようなことをある私信の中で述べていたが、(中略)
長編小説を書くという作業は、根本的には肉体労働であると僕は認識している。(走ることについて語るときに僕の語ること by 村上春樹 P.118)
長編小説を書く場合、一日に四百字詰原稿用紙にして、十枚見当で原稿を書いていくことをルールとしています。(中略)
もっと書きたくても十枚くらいでやめておくし、今日は今ひとつ乗らないなと思っても、なんとかがんばって十枚は書きます。なぜなら長い仕事をするときには、規則性が大切な意味を持ってくるからです。書けるときは勢いでたくさん書いちゃう、書けないときは休むというのでは、規則性は生まれません。(職業としての小説家 by 村上春樹 P.141)
規則性、言い換えれば習慣化ですね。
村上春樹さんでも、書くことを続けないと感覚が遠のいてしまうと述べていらっしゃいます。
書くという行為自体を継続すること、これしかないと。
逆に言えば、書くことにとびっきりの才能を必要されることはなく、後天的に育てることができる能力なんですね。
まとめ – 何のためにブログを書くのか、なんて堅苦しく考えずただ書く
なかなか記事をアップできない。
そんなときは、頭の中でごちゃごちゃと思考をこねくり回すよりも、とにかくアウトプットすることを優先すれば良いですね。
他人の役に立つかどうか、面白いコンテンツなのかは脇にどけて、ただ書くということを続けてみようと思います。