自分自身の言葉に勇気付けられたこと、皆さんはありますか?
ぼくはあります。
自分の言葉は、他の誰からの言葉よりも、もっとも勇気付けられるパワーを持っている。
そんな事を感じた体験をお話しします。
目次
自分をもっとも勇気付けるのは、自分自身の言葉
ぼくの心を震わせた、一通の手紙
ぼくが21歳、大学4年生の頃の話です。
大学3年生の夏から約1年間アメリカに留学していました。
アメリカに滞在中に、日本に残っている家族が関西から北海道に転勤になったため、帰る家がなくなっちゃったんです。
ぼくの荷物は、段ボール箱に入れられて親戚のお家に預けられました。
留学を終えて帰国したぼくは、友人と一緒に住むことに決め、預けていた荷物を親戚の家に取りにいきました。
段ボール3箱くらいだったかな。一つ一つ開けてチェックしていきました。
最後の箱を開けたとき、四つ折りにされたA4用紙が目に入ったんです。
なんだろう、と思って手に取ると、どうも手紙のようでした。
誰からだっけ?と開いてみると、そこに書いていた文字に見覚えが。
それは、ぼく自身の文字だったんです。
そこにはたった一言、
『な、なんとかなるって言ったやろ?』
と書いてありました。
読んだ瞬間、全身鳥肌が立ちました。そんなことを書いた記憶なんてないんです。
でも、明らかにぼくが留学前に書き残していたものだったんです。
手紙を置いたぼくは、大笑いしました。
こんな事を書いていたんだ!と。
過去の自分の言葉が、現在の自分の自信を育む
ぼくはきっと、留学することにプレッシャーを感じていたんでしょう。
親元から離れたことがなくて、初めての一人暮らしが海外。
勉強についていけるのか、友達はできるのか…。
激変するであろう将来に期待と不安の両方を抱き、それをなんとかしたいと足掻いて、自分への手紙を書き殴ったんだと思います。
この言葉を何度もなんども読んで感じたのは、
『ああ、本当になんとかなってたな』
ってことでした。
未来に行った自分が、過去の自分がそのときに感じていたことを読む。
留学が終わった今思えば、なんて小さなことで悩んでいたんだろう。
そう思えるほどに、ぼくは逞しくなって帰ってきたんだ。知らない間に成長していたんだ。
自分の内から、自信がみなぎるのを感じたんです。
自分をもっとも勇気付けられるのは、自分自身からの言葉なのかもしれません。
自分自身に言葉を残すこと – ブログを書くことが自信を増幅させる
同じことを、ブログでも感じています。
ブログの師匠、ものくろさんがワークショップでこんなことを言っていました。
ブログを書くことは、セルフセラピーになるんです。
2年くらい記事を書き溜めてきましたが、以前の記事を読んでいると、当時感じていたことが思い出されてきます。
こんなことがあったな、あの件で悩んでいたなぁ、そんなことを思い出すと同時に、その悩みが過去のものになっていることに気づきます。
いつの間にか、それを乗り越えた自分がここにいる。
それを感じることができるのが、ブログなんだよなぁって、改めて感じたこの頃です。
自分の言葉を、残しておきましょう。
他の誰でもなく、自分だけのために。
そうすれば、自信が少しずつ育っていきますよ!