巷で有名になっているマンガ、『鬼滅の刃』。
ついに手を出してしまった…!
子どもたちの小学校で人気だし、会社の同僚も大人買いしてるし、あの『ONE PIECE』に匹敵する、とかいう話も聞いたし。
とりあえず、1巻〜6巻まで買って読んでみることにした。子どもたちも貪るように読んでいて、ここからは自分たちのお小遣いで買い揃えるだろう。
読んでみて、確かに面白い。ストーリーもキャラクターも世界観も良く練られているんだけど、ここが特徴かな、というポイントに気がついた。
目次
強くなる『プロセス』が省かれている?
とにかく、物語がどんどん進んでいく。最初はその早さに違和感を感じるくらいだった。
その訳は、強さを身につけるプロセス(努力と言っても良い)が、かなり省略されているからだ。
40代のぼくにとっての人気マンガといえば、ドラゴンボールやスラムダンクだろう。
悟空が強くなるために修行するとき、そこにはかなりのページが割かれている。
例えば、界王拳を体得するとき、挫折や失敗を繰り返し、必死の思いでそれを身につける。そして次の闘いで披露する。
スラムダンクなら、桜木花道がシュート2万本練習するシーンが描かれている。その後、試合でシュートが決まるようになるのだ。
その努力を一緒に共有して、読者であるぼくたちは主人公に感情移入してきた。
必殺技のありがたみも出てくる。『界王拳4倍って…、どんだけすごいねん…!!』と共感できるわけだ。
一方で、『鬼滅の刃』では、その強くなるためのプロセスがごっそりと省かれていた(あくまで1巻〜6巻だけど)。
鬼殺隊と呼ばれる剣士である主人公は、ある呼吸法を習得して、技を覚えていく。それが、ちょっと修行の触りだけ紹介されて、すぐ半年後に場面が移ってもう習得してる。
剣士になる試験のため、7日間山に篭って生き延びるという修行でも、最初の1日が描かれた後はもうクリアしているのだ。
ドラクエなら、レベル1がいきなり10に上がったような感じ。
そして次の回で、見たことのない技をいきなり使いこなすのだ。
ドラゴンボールで慣れたぼくは、思わず『何の説明もなく必殺技って…、雑じゃない?』とワイフに呟いたくらいだ。
話のテンポが小気味良い
ただ、そこのプロセスを端折っている(ように感じる)せいで、ストーリー展開が早い。
物語はどんどん進んでいくので、テンポが良いのだ。
いろんな仲間に出会って、より強い敵を倒していく。その早いテンポがウケているんじゃないか、と感じた。
最新刊まで早く読みたい!
2019年12月現在、18巻まで発売されている。
大人買いできるんだけど、子どもたちに自分たちで買って読んで欲しいから我慢しておこう。
ちなみに、『鬼滅の刃』はアニメにもなっていて、Amazonプライムビデオなら無料で観られる!
アニメ版の主題歌がまたカッコいいので、こちらもオススメしたい。