三連休の最終日、少2の息子のサッカーチームの公式戦でした。
いつもなら、メインのコーチがいるんだけど、この日は不在。ぼくと、もう1人のコーチが引率して連れて行ったんです。
これが何を意味するのかというと、コーチにサッカー経験者がいない、ということ…!
公式戦なので、大会本部に挨拶行かなきゃだし、限りある時間でアップさせなきゃいけない。スタメンや交代メンバーも考えなきゃいけない。
もう1人のコーチと一緒に、バタバタしながらなんとか試合にこぎつけました。
試合前にかけた言葉「割りばし作戦」
試合前、子どもたちになんて声をかけるかずっと考えていました。細かいことを言っても仕方ない。
- 練習でしていることを、しっかりだそう
- みんなで力を合わせてプレーしよう
これだけでいいと思った。まだポジション決めてないし、パスも教えてないから。
で、持っていったのがこれ。
割りばし8本。8人制サッカーと同じ本数。
何をしたかと言うと…。
ぼく「ここに割りばしあるよね。まず一本折ってみて」
こども「簡単やん!」
パキっと折れる。
ぼく「じゃあ、残りの7本全部持って、折ってみて」
こども「ぐぬぬぬ…。お、折れへん…!」
ぼく「束ねたら強くなったよね!これが力を合わせるってことやで!一人だけで攻めても、守っても相手は倒せへんで。みんなで走って、全員で攻めて守っておいで!」
こども「はい!」
はい、いわゆる三本の矢の逸話ですね。
そうやってピッチに送りだして、5点取られて派手に負けて帰ってきました(笑)。最後のほうは、もうバラバラでやってたかな…。
『分かってへんやん…。』と思ってたけど、次の試合の前に、ある子が「次も割りばし作戦忘れるな!」と言ってたんです。
ああ、ちょっとでも心に残ってくれてるかな…。と嬉しくなりました。
次の試合は、3点取られたけど盛り返して引き分けで終了。勝てなかったけど、よく頑張った!
言葉じゃなく、体験で記憶させたかった
小学2年生に、サッカー未経験のぼくが言葉で伝えられることなんて、たかが知れている。
しかも、いくつもいくつも伝えても、子どもたちは消化しきれないですよね。
それでも、心に残ることを伝えたいと思ったら、何かを体験して感じてもらうほうが良いのかもしれない。
まだまだ答えは出ないけど、来週の試合でも覚えていてくれたら成功かな。