先日は年に2回実施される『クリーン大作戦』でした。自治会主催で、地域の住民が近所の掃除をするんです。朝8時30分から11時くらいまで、もちろんボランティア。
正直、この行事はあんまり好きじゃなかったんですよね…。
何となく集まって、掃除して、誰からともなく『そろそろ終わり』の声がかかって終了する。良くも悪くもダラダラでゆるゆるな雰囲気なんです。
が、ぼくとしてはサクッと終わってのんびりしたいわけですよ。
なので毎回イヤイヤながらに汗を流してたわけなんです…。
ところが、この日は今までとガラッと変わったんです…!
一緒の区画を担当した全員が、一心不乱に作業をして、サクサク進めて、終わったときには記念撮影までして作業終了を祝ってました。
しかしなぜ、こんなにも充実した時間に変わったんでしょうか…?
目次
チームが120%力を発揮する方法を、自治会の地域大掃除で気づいた!
「具体的なゴール」を全員で共有できた
今回の持ち場には、明確な課題が潜んでいたんです。
森の中にある水路に、落ち葉が落ちてヘドロのようになってしまう。これを毎回掻き出すのが重労働。
150cmくらいの深さの水路に入って、スコップで落ち葉のヘドロを掻き出すんですが、重いスコップを持ち上げないといけないので腕が攣りそうになるんです…。
そんな時に、友人が発した解決策が全てを変えることに。
『それなら、落ち葉が落ちないように、土のうを積んで堤防を作ろう!』
これが明確なゴールになりました。
そこからは、土のう袋をかき集める人、土をシャベルで土のうに入れる人、土のうを積み上げる人に別れてガンガン作業が進んでいきます。
みんな静か〜にやってたのに、声を掛け合うようになり、一瞬にしてチームの出来上がり。
立派な堤防が完成するのに、時間はかかりませんでした。
完成図(ゴール)をイメージして、チーム全員が共有できたとき、パフォーマンスが劇的に上がる典型的な例でした。
「進歩」していることの喜びを感じた
そしてもう一つ大事なことに気づきました。
誰もが納得した解決策には、あるエッセンスが含まれていたんです。
それは、「進歩」していること。
ただ単に、落ち葉を掻き集めて捨てるだけだと、半年後には元の状態に戻っています。そしたら、また同じことをやらなきゃならない。
でも今回は、「堤防を作る → 落ち葉がせき止められる → 水路の掃除をしなくて済む」という明らかな進歩が見られます。
これが、充実感を産むんだと実感。
人は、何の目的もない単純労働には耐えられないんです。どこかの国の刑務所では、ただ穴を掘って埋めることを繰り返す刑罰があり、ずっとやらされているとメンタルがやられちゃうようです。
自分たちのしていることが、未来を進歩させるアクションなんだってことが実感できた時に、真の充実感が出てくるんでしょうね。
まとめ
これって仕事でも全く同じことですね。何でもない単純労働でも、ゴールを意識して未来を進歩させるように動いてもらえば、モチベーションを上げることができるでしょう。
どんどん仕事に活かしていきたいです。
最後に、今回の気づきを授けてくれた友人が、この日に教えてくれた言葉がこれです。
ゴールが見えなかったら、自分たちで作ったらええやん(by Kenzo)