今週は夏休み。世間は普通に動いているけど、自分だけバケーション!
さあ今年は何しようか?と喜び勇んで休暇に突入したものの、最初の二日間は寝坊&ゴロゴロ…。
夏の暑さに負けてちゃいけない、しっかりランニングしなきゃ!
と思いつつ、ランニングに心がグッと向いていかない感じ。何か刺激的なことをしないといけないかな〜とかぼんやり考えていたら、フッとアイデアが天から降ってきました!
そうだ、会社から家まで走って帰ろう。
今まで、心斎橋のオフィスから梅田まで歩いて帰ったことはあった。
でも今回は家まで。パーフェクトな帰宅ランを達成してやろうじゃないか!
将来的に、何かあって帰宅難民になってしまった時のシミュレーションになるし、何より楽しそうでネタになる!
早速、Googleマップで距離を検索。
むむ、26km…。
これなら、ハーフマラソンに毛が生えた程度だ。俺の敵ではない、フハハハハ!
ということで、安易に決めてしまいました。
それでは、振り返ってみましょう!
帰宅ラン 心斎橋〜宝塚 灼熱の中の31.9kmは超熾烈だった!
朝7時過ぎの電車に乗って会社まで。いつもより早い時間に出発したのだが、通勤の皆さんに混じることに…。
こちらはバチバチのランニングスタイル。ピチピチのシャツに、短パンもピッチピチ。
完全に1人浮いている…。なかなか恥ずかしいぜ…。
特に、御堂筋線に乗る時は赤面(苦笑)皆さんの視線がみんな自分に刺さってるような錯覚を覚えながら下車。
オフィスに向かう。
到着!朝8時20分、ここからランをスタートさせます!
どんどん雲が少なくなって、快晴になってきました。
ランの前に、会社の近くにある難波神社へお参り。
どうか無事に完走できますように…!
意外にも、通勤前のビジネスパーソンがたくさんお参りにきていたのが印象的。
みんな、今日のお仕事がうまく行くようにお祈りしているんだろうか。
さあ、出発!
とりあえず、御堂筋を北上することにした。通勤で歩いてくる人達とすれ違いながらどんどん走る。
いつも通勤している見慣れた場所が、なんだか違う場所のように見えて楽しい。
本町通の交差点には、わずか3分くらいで到着。
交差点のランドマーク、スターバックスにはすでにたくさんのお客さんが入っていた。もちろん僕は素通り。
ガンガン行こう!
10分くらいで淀屋橋駅に到着。は、早い…!えらくあっさりついてしまった気がしたけど、ここからの方が大変だったと気づくのはまだまだ先。このあたりから汗が滝のように流れてきた…。
土佐堀川から。曇り空になる予想だったが、どんどん真夏の晴れ間が覗いてくる!
橋の植え込みに咲いていた花。通勤のピークだったので人混みを縫いながら写真を撮った。
ここからは、梅田に向けてさらに北上。
梅田新道でいったん地下に潜る。東梅田駅改札付近は通勤の皆さんでごった返していた。
JR大阪駅地上に出る階段。立ち飲み串揚げで有名な店だけど、仕入れのキャベツの入った段ボールが置かれているだけ。
来ました、JR大阪駅!!まだまだ先は長いけど、なぜか達成感がハンパない。ここからはローカルな雰囲気を味わおう。
ここからは、御堂筋から176号線と道の名称が変わる。この道をずーっと行けば家に着くのだ。まずは阪急中津駅を目指す。
ラン開始から30分で中津駅に到着!阪急電車に乗ると必ず見る風景だが、今日は地道に一歩ずつ走る。
淀川越えるぞー!テンションも上がりますが、それ以上に上がっているのは体感温度…。
炎天下でのランになること、このあたりで覚悟しました。
開始から45分、阪急十三駅に到着!ここからはルートがうろ覚えになるので、Googleマップを時折見ながら走ることにする。だが…。
なんと、コースを外れてしまった!阪急神戸線に沿って走るはずが、いつの間にか大きな道沿いにそれてしまった…。少し回り道してしまったけれど、ルートに戻る。
開始から1時間10分で阪急神崎川駅に到着。マイナーな駅なので、喜びをそこまで感じない(苦笑)
ここで一つの誤算が…。
シンプルなルートを選び電車の沿線沿いを走っていたのだが、まずコンビニがない。
ランニング開始時に買ったペットボトル飲料はすでに底をついている。
自動販売機はあるものの、ちょっとでも涼んで休憩したいのでコンビニを探す。
でも、幹線道路でもないのでコンビニが見つからないのだ。
結局、ここからさらに走っていたら、酒屋さんがコンビニに乗り換えたようなお店があって、そこで飲み物を購入。
さあ、次の目的地へ!
また道を間違える…。小さな川を渡るのに迂回しないと渡れないのだ。このあたりの細い路地ではGoogleマップが大活躍だった。
猪名川を渡る!もうすぐ園田駅が見えてくるはずだ…!
ラン開始から2時間。10時10分に阪急園田駅に到着!ここまでで13km。
13kmだったら、1時間20分くらいで走ってこないといけない。
でも、正直暑さにやられてしまった感は否めない。ペースが全然上がらなくなってしまった。
ここから残り20km。最後までたどり着けるのかちょっと不安になってきた。
ここからは、山陽新幹線の高架沿いを進むことにする。そこから一気に宝塚に向けて北上する。
もうこのあたりではうだるような暑さ。走っては歩き、歩いては走り…。
新幹線の高架下。殺風景な景色が延々と続く。車は来なくて走るにはいい環境だけど、淡々と過ぎて行く景色がバテてきたこの時間帯には厳しい。
それでも、JR猪名寺駅を越えて伊丹市に入る。
伊丹市に入ると、もう雲がなくなっている。自分が学生時代にバイトしていたコンビニの前を通る。
この頃になると、ほぼ歩いて進む。
なまじっか、道や景色を知っているから残りの距離をイメージしてしまってモチベーションが上がらない。
でも進むんだ、ここまで来たら!
おおーっ!50円の自販機を発見!もちろん買いますよっ!水分を欲しがってるこの身体に嬉しい!
今回気づいたのが、100円自販機をたくさん見かけたこと。
コンビニに押されてるから、差別化しようと頑張ってるのかな??
今回のランで苦労したのが、iPhoneの充電。バッテリーの持ちがあまり良くなくて、携帯充電器を持参したけど、伊丹市に入る前に使ってしまった。
伊丹市に入ると、もう20%くらいしか残っていない…。このペースだと確実に途中でバッテリーがなくなってしまうので、しょうがなくコンビニで充電器を購入。
ふう、身体のバッテリーがもう残ってないよね(苦笑)
気分転換のために、バックパックに携帯していたTシャツに着替える。
汗まみれのシャツから乾いたものに替えるだけでも、かなりスッキリ!
さらに北上すると、伊丹市民のシンボル(?)、昆陽池が見えてくる。
時々朝ランで訪れる場所。ここまで来たら道は分かる。そしてあと何kmくらいかも分かってしまう…!
時間はちょうど12時。ラン開始から3時間30分経過。
容赦なく太陽は照りつけ、紫外線を肌に突き刺してくる。
宝塚大橋に到着…!昆陽池から5kmを1時間…。ずっと歩いたということですね。この間、見つけたコンビニには必ず入って涼んでました…。
通常のランだったら、ここから家までは30分。
だけど、暑さで気力が残っていない…。
ここからも、1時間かけて走ったり、歩いたり、コンビニで涼んだりしてゴール!!
トータルで5時間半。8時半に出発して、14時に家に辿り着きました!
走行距離は31.9kmを記録!
いやあ、苛烈なランだったなぁ。
まとめ
会社からなんとか帰ってこれることがわかった。ただし、スーツ姿で革靴で帰ってくるのはさらにハードルが高くなるだろう。
万が一、帰宅難民になった場合は体力の消耗を抑えるために会社に残ったほうが良いような気がする。
次回はもっと涼しくなってから挑戦したい。4時間内には帰ってこれるはずだ。
以下、気づいたことを備忘録的に。
- 暑いからといって、飲み物を飲み過ぎてお腹がタポタポになってしまった。水分補給のコントロールが大事。
- タオルを持っていくのを忘れてしまった。顔に汗がつたうのをタオルで拭けなかったので、メガネを外して手で拭う。これが結構ストレスになったかな。
- 日焼け対策。なんにもケアしなかったから首筋や顔が真っ赤…。タオルを首にかけるだけでも違ったかな。
走る前日に思いついた帰宅ラン。
真夏の炎天下の中、決行したのはちょっと無謀だったかもしれない。
けれど、時にはこんなヤンチャしてもいいのだ。
完全な自己満足だけど、自分が達成感感じればそれでオッケー!
過酷だったけど、久々に自分に打ち勝った感覚になれて嬉しい。
いくつになっても、チャレンジは必要だ。それ自体が活力をもたらしてくれるから。