2月11日(土)に日本ファシリテーション協会 関西支部主催のイベント、「ファシリテーションで進化」というイベントに参加してきました。
読書会を始めてから、ファシリテーションがより身近に感じられるようになって、『もっとファシリテーションが上手くなりたい!』という気持ちが芽生えています。
著名なファシリテーターが来られるということで、ワクワクしながら出かけました。
目次
「ファシリテーションで進化」参加レポート – ファシリテーションは奥が深い!だから楽しい!が分かった一日
会場は大阪南港のATCホール。NMB48の握手会に来たわけではない(笑)。
イベントに参加するときは、極力最前列に座るのがモットーです。
今回の参加者は約200人!ファシリテーションという技法が注目されているのか、大賑わいでした。
午前中は、日本を代表する3名のオープニング・トーク。
ファシリテーションについて、数多くの著書を書かれている堀公俊さんからは、『ファシリテーションとは何か?』を分かりやすく教わります。
『グループへの関わり方、働きかけを通じて、話し合いを容易にする。そして人と人との相互作用を促進する』
こうやって、原点回帰なお話を聞くと目から鱗が落ちる感覚があります。
なぜファシリテーションが確立されたのかを知っていると、自分が迷った時にそこに立ち戻れるので。
ちなみに、今回はリアルタイムでグラフィック・レコーディングという手法で議事録を書くという、素晴らしい試みがありました。
カラフルで見やすくて、パッと見ただけで話の内容が入ってきます。
絵心ないんだけど、これはできるようになりたいなぁ…。
中央のお二人は、新進気鋭のファシリテーターの方々。
特に嘉村賢州さんは、お仕事でお付き合いのある方から『ファシリテーションを学ぶなら賢州さん』と教えて頂いていたので、ここで学べるのが嬉しかったです。
パネルディスカッションやランチタイムでは、様々な質問にも答えておられました。
印象的だったのは、
「ファシリテーションは何かを為すときの、プロセスにすぎない。そして、プロセスにはお金が落ちない。あくまでも成果物に対して値段が付く」
という言葉。
日本では特に、話し合いがどれだけ上手くいったかには注目されず、その後のアクションが重視されるという意味なんでしょう。
主催する読書会に当てはめてみて、どんな成果物を提供できているのか考えるきっかけになる言葉でした。
分科会では、ファシリテーターの在り方を感じる時間に
午後は分科会形式で、いくつかのグループで進行されます。
ぼくは嘉村賢州さんのファシリテーションを受けてみたかったので、そちらに。
賢州さんのファシリテーションは、具体的な言葉には表せないけれど、居心地の良さをずっと感じられる3時間。
終始、さざ波のように落ち着いた空気を作り出していて、静かすぎず、騒ぎすぎず。ちょうどリラックスできる真ん中の空気感がありました。
やり方よりも、ファシリテーションでの在り方で場を作っていると感じました。
こうなれるようになるにはどうしたらいいんだろう?
もっと経験を積んで、また会いに行ってみよう!
まとめ
いやぁ、久しぶりにワクワクしたイベントでした。
ファシリテーションについて、やり方を学べるかな?と思っていたんですが、実際に目の当たりにしたのは『在り方』でした。
どうやったら、参加者がリラックスして没頭できる場を作れるんだろう?
そのために、ファシリテーターとして何ができるだろう?
もっと肩の力を抜いて、自然体でファシリテーションできるように実践していきたいと思います!