アナログ力を磨こう2022

コロナ禍となって、日常に『デジタル』がますます入ってきた。リモートやオンラインという言葉がつけば、なんでもデジタルになる。『リモート会議』、『オンライン飲み会』、『オンラインゲーム』などなど。自宅から一本も動かずに、他者と繋がれる。今は、Amazonプライム・ビデオなんかも、リモートで一緒に鑑賞できる仕組みがあった気がする。

デジタルを使って人と繋がる、なんとも便利な世の中だ。コミュニケーションを取るのに、足を運ぶ必要がない。一緒にいる必要がない。同じ空間にいなくても、話ができる環境だ。リモート会議で、上半身だけ着替えて出席したことのある人はたくさんいるだろう(ぼくもその一人)。

このように、自分の全存在を出さなくてもコミュニケーションができてしまうと、そっちの方が楽なので、これからもデジタルコミュニケーションは加速するだろう。結果として、デジタルツールをどれだけ使えるかが、パフォーマンスを左右することになり得る。

それでも、ぼくはアナログ力を磨いていきたい。アナログ力とは、『文章を書く力』、『メモを取る力』、『本を読む力』、『対面での会話力』といったものだろうか。

何を今さら、と言われるかもしれないが、デジタルコミュニケーションが繁栄すればするほど、アナログ力が渋い存在感を発揮するはずだ。

ちょうど、CDとレコード盤の違いと一緒だ。CDには無駄な音が排除されるが、レコード盤はその空間にある音(聴こえるかは別として)も収録されている。例え聞こえなかったとしても、温かい、味のある音として好んで聴く人たちがいる。

こうやって、とりとめない文章を書くようになったのも、アナログ力をつけると決めたから。そして、アナログ力は筋トレと同じ。コツコツやらなければ劣化してしまうのだ。

あとは、コロナ禍ですっかり萎えてしまった人とのリアル交流だ。今も蔓延防止というよく分からない規制がかかっているけど、いろいろな人たちと交流したいと思う。

とりあえず、こんなところだろう。

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