ランニングと同じくらい、読書が大好きなすぐっち(@sugucchi)です。
今回は、ランニングやマラソンのモチベーションを高めてくれる本を紹介します。
もちろん、全て読破した書籍ですよ!
最大95kgでめっちゃ重かったぼくが、減量して毎年フルマラソンを走るようになり、1000日連続出走を達成できたのは、本に影響を受けたことが大きかったなぁ、と。
走りたくない時に、どうやってモチベーションを上げたのか?
全くの素人が、どうやったらフルマラソンが走れるようになるのか?
そんなことを学んだ本を選んでみました。
目次
1. マラソンは毎日走っても完走できない―「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42.195キロ(小出義雄著)
言わずと知れた日本女子マラソンの名監督、小出義雄さんの本です。
ランニングをこれから始める人に最適な実用書です!無理なくトレーニングを始めて、徐々に距離を伸ばしていくから、「これならできる!」と思える。
例えば、『体重オーバーの人に向けて走れる体をつくるための3ヶ月メニュー』なんかが掲載されていて、最初は10分歩き→10分早歩き x 2セットなんてトレーニングが紹介されています。
無理のないメニューで、徐々にランニングに耐えられる脚を作っていくトレーニングです。なぜなら、マラソンを走るには脚作りがもっとも重要だから。
ぼくもフルマラソンを走る前は、きっと息が切れて走れなくなるんだと思い込んでたんです。だから肺活量や心肺機能などの持久力をつけないといけないと思ってました。
でも、フルマラソン完走が目標ならそこは二の次。マラソン後半にガタがくるのは脚なんです。息苦しくなんて一切ならないですよ。
脚が疲れて筋肉が固まって動けなくなるんです。だから、後半戦に耐えられる脚を作らないといけない。
脚を鍛えることができたら、次に心肺を少しづつ鍛えることにシフトしていけばいい。
ゼーゼーハーハーしなくても、楽しくトレーニングができるようになる本です。
2. 走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹著)
村上春樹さんがマラソン愛好家なのは有名な話ですが、そんな彼ががっつり走ることについて書いたエッセイがこちらです。
彼の著書は大好きで、全ての小説を読んでいますが、エッセイもいいんですよね。
彼が執筆の間にランニングしている描写がたまらなくかっこいい。
8月14日、日曜日。朝のうちに、カーラ・トーマスとオーティス・レディングの音楽をMDで聴きながら1時間15分走る。午後にはジムのプールで1300メートルを泳ぎ、夕方にはビーチに行って泳ぐ。そのあとでハナレイの町の入り口近くにある「ドルフィン・レストラン」でビールを飲み、魚料理を食べる。(後略) 走ることについて語るときに僕の語ること p.46
音楽やら食べ物やらスイミングやら・・・。小説の世界じゃなく、彼が実際に体験してる世界を想像すると、なんとなく浮き足立ってきて走りに行きたくなるんですよね。好きな小説家と同じ趣味なんだ、という完全なミーハー根性ですが。
そして、この本のおかげで旅ランが好きになりました。彼もハワイやらアテネやらボストンやら、世界中で走っているんです。
まったく自分が知らない土地を走って、その場所をただ感じること。それをこの本から学びました。
彼の長編小説とは違い、軽く読める本なので、旅行や出張のおともにオススメ!
3. 風が強く吹いている(三浦しをん著)
この小説は、ぼくの走るモチベーションをもっとも高めてくれました。
無名の大学生たちが、とある天才ランナーと出会うことで本気で箱根駅伝を目指すストーリーなんですが、1区から10区を走る登場人物たちのキャラが絶妙なバランスで、それぞれのストーリーがあるんです。
でこぼこでまとまらないチームが、少しずつ純粋に走ることに向き合いながら仲間を信じて高い壁を登るべくチャレンジしていく。
彼らの純粋さにあてられて、よっしゃ走ろう!っていう気分になれます。
ちょっと走るの飽きてきたな〜という時なんかに、よく効きますよ。
4. BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族” (クリストファー・マクドゥーガル著)
一部のランナーには超有名な本ですね。Kindle Unlimitedなら、無料で読めますよ。
人類最速の部族と言われるタラウマラ族と耐久レースを開催するという実話を元にしたストーリーなんですが、途中からは人間は走るために生まれてきたという学説が紹介されています。
いや、概念的な話じゃなくて、人間の運動能力を研究すればするほどそれが分かってくるんです。
何千年前に思いを馳せてみると、走っていることが気持ちいいってのは、人間に備わった根本的な喜びなのかな、と思えてきます。
まとめ
以上、独断と偏見で選んだ4冊でした。
どれも、ぼくのランニング人生を補強してくれる存在です。
走り始めは、なんでも自分の助けにしてモチベーションを上げていきましょう!
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