「あら、◯◯ちゃん、お菓子くれるの?あらー、優しいねぇ。ほら、なんて言うの?」

「ありがとうって言いなさい」

こんな言葉を子どもにかけることって、当たり前のようにありませんか?ぼくもそうです。

でもね、よく考えてみたら、これも親の先まわり・お節介じゃないでしょうか。

小1の息子との会話から、本当の『ありがとう』を教えられていなかったな、と気づかされたんです。

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『ありがとうって言いなさい』- 子どもにありがとうを強制させる必要なんかない!

二番目である息子は、恥ずかしがり屋な部分があります。運動はガツガツやるけれども、コミュニケーションと言う意味では、感情をうまく言葉で表すのがまだ苦手なようです(この年代はみんなそうかも…?)。

女の子に優しくしているかなとか、ちゃんとごめんなさい・ありがとうを言えてるかなとか、心配になることもあったんです。

素直な子なんかは、そのへん屈託なく言えますからね。

『ありがとうをちゃんと言えるようになるには、まだ時間がかかるのかな…。』と思っていたんです。

そう、一昨日までは。

息子からの、『完璧なありがとう』

一昨日の夜に、息子から『完璧なありがとう』が自然と出てきたんです。

そう、ニンテンドーDSのドラクエⅪでボスを倒すのを手伝ってあげたときです(笑)。

息子:「おとう、どうしてもこのボスが倒されへんねん。教えてくれる?」

ぼく:「おお、こいつには攻撃が効かへんから、呪文で倒すねん。メラとか、ギラでやっつけるんや!」

息子:「わかった!!」

こんな風に、横から助言して、一緒に倒してあげました。

そしたら、寝る時ににベッドルームに行く前、彼が振り向きざまにこういったんです。

息子:「おとう、ありがとうな。おやすみ」と…。

この時、めっちゃいい顔してました。キムタクばりのカッコよさ(笑)。

突然すぎて、

「お、おう。おやすみ」としか返せなかったくらい。

すごくぶっきらぼうに、軽く言ったように聞こえるかもしれないけど、彼の心の底から素直に出てきた『ありがとう』でした。

(めっちゃ普通にありがとう言えるやん…!)とびっくりしたんですが、ふと気づいたことが。

社交辞令の『ありがとう』を教えていないか?

ぼくらが子どもに『ありがとうって言おうね』と教えるときは、ちょっと義務感が生まれます。

優しくしてもらったんだから、ありがとうって言わなきゃいけない。

何かもらったんだから、感謝を伝えなければならない。

いわば、『社交辞令としてのありがとう』を教えてるんです。

子どもたちは、何かしてもらって心から嬉しい時には、みずからありがとうって言える。

息子にも、ありがとうを言える素地がちゃんとあったんです。

それなのに、嬉しい気持ちが芽生える前に、親から『ありがとうと言いなさい』と教えられると、萎えちゃいますよね。

こうやって、ありがとうを強制させると、『社交辞令のありがとう』ばかりが身に付くんじゃないでしょうか。

『心からのありがとう』が言える環境つくりを

もちろん、小さな事でもありがとうと言える子どもに育つ事は素晴らしいことです。

ささいなことにも感謝の気持ちを持ち、素直にそれを伝えられるんですから。

だから、親としてできることは、心から嬉しいと思えるシチュエーション作りをしてあげることだと気づきました。

誕生日に家族でパーティーしてあげたり、何かを達成したときには褒めてあげたり、そういったことを積み重ねれば、『心からのありがとう』を言える子どもに育つと思います。

さいごに

社交辞令のありがとうも大事だけど、心からのありがとうを言える子どもに育ってほしい。

そのために、親としてできるのは命令ではなく、環境つくりなんですよね。

今回も、子どもたちに大事なことを教えられた気がします。

すぐっち
子どもたちと一緒に過ごしているほうだけど、まだまだ知らない部分が出てきて楽しい!

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